ゆらゆら3Dコンテスト! ゆれゆれ対決装置の開発


3D『ゆらゆら』対決で免震構造スペシャリストを育成

ゆらゆら3D対決装置の技術概要
“ゆらゆら3D対決装置”は「やわらか3D共創コンソーシアム モビリティ部会」において,「“やわらかさ×構造”を工夫することで,こんな“壁”やあんな“床”があれば欲しい・凄い」を題材とした議論から生まれた,制震性・免震性について“遊び心をもって評価する”ことにフォーカスした,構造体(壁材)同士を手軽に対決させられる(比較できる)装置です。天板の上に載せたゲルコマ(熱可塑性ポリウレタン(TPU)にて作製した狛犬)が鎮座していられる時間(長さ)によって2つの壁材の性能を競わせることも,考案した1つの壁材アイデアの有効性を確認することもできます。壁材は高さ90mm×幅30mm×厚さ3mmに収まり,装置に取付けることさえできればどんなものでも構いません。硬い材料(ツーバイフォーや,一般的な筋交い)では持たせることが難しい機能を,やわらかい材料で構造を工夫することによって発現させましょう!それを体験しましょう!!材料×構造の組合せは無限大です。試行錯誤して最強の壁材を創ろう!!!


ゆらゆら3D対決装置の特徴

だれでも簡単に検証できる壁材評価装置
装置は2つの壁材を同時に揺らすことができるため,直接比較して評価することができます。
装置の構成はシンプルで部品点数が少なくなっていますので,簡単に組み立てることができます。

装置のほとんどは熱溶融式の3Dプリンタにより作製することができます。その他の必要部品も比較的安価に,簡単に手に入れることができます。この装置を作製するために必要な情報,データは近日公開予定です。装置は目的に合わせて,あるいは発展的に改造してもらうと,より面白いことになっていくのでは?と考えています。


BOM

作業時間

2週間程度:土台
1時間程度:壁材

部品
天板,天板カバー,土台:ポリ乳酸(PLA)
装置 ver1.0 柱:アルミ板(A6063,高さ130mm×幅8mm×厚さ0.5mm)
装置 ver2.0 柱:アルミ板(A6063,高さ120mm×幅8mm×厚さ0.5mm)
オモリ:角座金(40mm角,厚さ4.5mm,重さ約50g)×2
ゲルコマ:熱可塑性ポリウレタン(TPU)
壁材:自由(例えば,熱可塑性コポリエステル(TPC)等の軟質系樹脂)
固定具:ナット及びねじ(M6,長さ15mm)×8

※装置 ver.1.0 は、より簡単作れますがアルミ版を挿入する箇所に歪みが出てくる可能性があります。

3Dモデル
ゆらゆら3D対決装置 ver.1.0

土台(ゆらゆら3D対決装置 ver. 2.0)
天板(ゆらゆら3D対決装置 ver. 2.0)


期待できる「やわらか」サービス

やわらか建材
3Dプリンターだからこそ作り出せる免震構造で、これまでにない高い機能性を持つ建材に。

やわらか構造の人材育成
3Dプリンターを駆使して、簡単かつ独創的に、構造材料を作り上げる人材をコンテスト形式で発掘・支援。

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